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今月の歯医者さん ながお歯科クリニック

2008年7月は北区のながお歯科クリニック  長尾広美先生を紹介します。
白とピンクを基調とし、とても可愛らしくリラックスできる院内。
常に患者さんの気持ちを大切にされている気さくでキュートな先生です!

長尾 広美先生  【ながお歯科クリニック】

はじめまして、ながお歯科クリニックの長尾です。
人情味あふれる東京は北区の十条で開業して3年目を迎えました。
当クリニックのモットーは「笑顔と優しさの和を広げたい・・・。」です。
何よりも患者様の気持を第一にした分かりやすい医療のために
スタッフと共に笑顔で頑張っております。

コラム

        

痛みを想う・・・横っ面にびんた!!(2008年7月1日)

歯医者さんの仕事

この仕事をしていると痛みというのは本当に不思議なものだなと思う事がよくあります。人によって感じ方も違えば表現の仕方も違う、なおかつそのバリエーションも実に千差万別。まだ、歯医者になって間もない頃は、自分自身に余裕がなかったのでそんな事も分からずにそれこそ私が痛い思いをしました。患者さんの訴える痛みの表現が自分が想像していた範疇を超えていたり、それに関するやりとりがスムーズに行かないと、いけないとは思いつつもいつの間にか自分よがりの方向に考えようとしがちでした。でも後で必ず思い知らされる時が来るのです。
「あっ!こういう事だったのか・・・。」と、それはまるで思いっきり心の横っ面にびんたをくらったような感じでした(表現がお上品ではありませんがまさにそんな感じ)。
懸命な患者さんの訴えはそれこそ必死であればあるほど色々な表現のベールに幾重にも覆われてしまいます。でもそんな時に見えた、その真ん中にあるものはとても小さくてふるふるとしていて弱々しいのです。それを目の当たりにしたら、次にくるのは「もうびんたくらったついでに宇宙の彼方にでも飛んで行ってしまえ!自分!」とばかりの自己嫌悪。そんな経験を幾度も積んで、少し大人になった私はいつしか患者さんの痛みを想うという事を覚えました。そのベールの下に怯えて隠れている真実を想像する事はいまだに難しいと思う事も多いけれど、心に受けるびんたの痛みを忘れずに、日々これ修行の毎日なのでした。

早起き賛歌(1)― 早起きは何文の得??(2008年7月9日)

早起きは何文の得?

実はこの頃の私、とても早起きです。大体、5時すぎ位に起床です。そしてこの早起きこそが最近の私のマイブームなのです。ここ数年、よほどの夜更かしをしない限りは5時すぎに一度は目がさめていました。(歳のせいか?・・・涙)でも、そのまま起きようと思えば起きれる感じはあるけれど、せっかくまだ時間があるのに起きるのも勿体ないという事で二度寝をしていたわけです。しかし起床時間になって慌てて起きてもどうにも頭はすっきりしない。二度寝はあまり良くないと聞いていた事はあったけど本当なのかもしれないなとうすうすは感じていました。それに本屋さんにもよく並んでいますよね。「成功するビジネスマンは早起きがなんたらかたら・・・」「出来る女は早起きがなんたらかたら・・・」という自己啓発関係の本。はなから早起きするという考えもなかった私なので立ち読みする程度できちんと読んだ事はありませんでしたが、でもなにせ単純な私。5時すぎに目がさめると「早起きってなんかかっこいい感じもするなあ・・・でも無理だろうなあ・・・でもこのまま起きようと思えば起きれそう・・・でもやっぱりなあ・・・。」などと朝も早くからプチ葛藤をしつつ二度寝の世界に入っていたのでした。
しかし、そんな私がついに決心をしたのです!・・・とはいえそんなたいそうな事ではなく、いくらプチでもさわやかがお決まりの朝から葛藤もなんだし、一度どんなもんかやってみよう、という軽い気持ちでした。しかしこれがなんとマイブームになり、もしかしたらこのまま私の生活習慣になるかもしれない勢いなのですから何がどうなるか分かりません。

さて、私にとって早起きは何文の得だったのでしょう?
その答えは次回に書かせていただきたいと思います。

早起き賛歌(2)― 早起きは何文の得??(2008年7月16日)

早起きは300文の得!

幾多の葛藤を乗り越えついに早起きお試し版実行の日がきました。ぱっと目がいつものように開き、でも次の瞬間にまぶたが徐々に下がっていく、そしてふと鼻先をよぎる二度寝の甘い匂い。やっぱり無理かも・・・でも今日だけでいいんだし・・・起きろ!起きろ!起きろお〜!・・・がばっ!!

あれっ?以外に平気。頭はぼーっとしていたけれどわりとスムーズに立ち上がっておトイレへ、そしてお湯を沸かしてコーヒーを入れ、ずずずーっとコーヒーをすする。思わずにやけた顔で「やった!早起き成功!」しかしおまぬけな事に何をしようか決めていない。
いきなり湧いたような1時間30分以上の時間、何もしないのは当然もったいない。ふとあたりのフローリングの床に目をやれば、朝日が存分に当たって夜にはその存在すら隠していたホコリさんが胸を張って自己主張。普通、本に書かれていたできる方々はジョギングとか朝ヨガとかスキルアップのための勉強とかするのでしょうが私はいきなり床拭きモップを両手に大格闘とあいなりました。でもまだ時間が余ってしまう。ああそうだ、変えたばかりの携帯の説明書も読んでみよう!ああそれからあれも、これも!そうなるともう明日の朝は何をしよう?となってくるわけで、こうなったらしめたもの。

週末にまとめてしていた家事や、週末にやろうと思いつつできないでたまっていた事のオンパレード。ひとつひとつは大した事ではなかったりするんですが、でもそれがたまるとかなり大きい。しかも疲れている夜や週末では精神力も体力も赤信号点滅状態。でも朝はエネルギー満タンなので何をやっても20%増しの効率、それに引き換え、夜に「明日のごみ・・・まとめとかなきゃ・・・。」なんていう類の事も「明日の朝、やろうっと。」と考えるとそれだけでストレスの方は20%減。週末のあれもこれもが激減する、こんな精神的な余裕はもう3文の得どころではなくて300文位得した気分。早起きって本当に素晴らしい!!ちなみに明日の朝はまだ開けていない通販グッズを開けるつもりです♪

19匹のぶたと天使がいっぱい!・・・クリニックのマスコット達(2008年7月23日)

マスコットのぶたさん

マスコットのぶたさんです!

ながお歯科クリニックに飾られるマスコットにはある特色があります。それは圧倒的にぶた天使が多いのです。なぜにぶたと天使???それは私が大好きだからです。それゆえ、ながお歯科クリニックのシンボルマークも天使です。(でも一見、何となく奥歯っぽくも見えるとよく言われます。)そしてこのマークには患者様の心にも羽がはえて軽い幸せな気持ちで帰っていただきたいという私の願いが込められています。ではぶたさんは?と聞かれると困ってしまうのですが何となく癒されるのです。というわけで見つけては買ってくるのでクリニックにはもうたくさんのぶたと天使がおります。

今回、あらためて数えたら、ぶたは19匹、天使にいたっては数えるのが面倒なくらいいっぱいおりました。出身も日本であったり、海外であったり色々です。しかも面白い特徴がある事を発見!天使もぶたも日本組は妙に可愛かったりきれいだったりします。でも海外組は妙にリアルなのです。天使さんにはお会いした事がないので正確な事は言えませんが、海外組の天使さんは目が鋭かったり、ぶたはどこからどう見てもぶたで、いのししの仲間だとあらためて認識させられるような・・・全般的にいわゆる媚びてないように思うのです。そう言えば、海外組でもアジア班はけっこう派手だし。国によって同じモチーフでも大分違うのだと再認識しました。

さてさて、天使さんはそれこそいっぱいなのでクリニックの各所にいる方々の他にも倉庫の小物棚に待機している方々がいて、季節ごとなどにご登場願うわけですが、19匹のぶたさんは2匹は院長室にいますが他の17匹は全て待合室や診療室など患者様の目につくところにあります。どうぞながお歯科クリニックにいらっしゃる事があれば17匹がどこにいるかぜひ探していって下さいね!


歯医者さんに質問!

        

Q1.子供が口の中をきってしまいました。適切な応急処置はありますか?
この場合歯医者さんに行ってもよいのでしょうか?

A.この場合、どのような状況下で起こったのかにもよりますが、まず大切なのはお母様が落ち着く事です。次に出血部位の確認と洗浄のため、口の中の血を吐き出させて下さい。口の中はつばがありますのでわずかな出血でも出血部位が隠されてしまう事もありますし、例えば外で遊んでいて起こった場合は泥や汚れなどが付着している可能性があります。その際にまだ汚れなどが付着している場合、可能であれば水などでうがいをさせます。
次に止血のために出血部位(傷)を確認してきれいなガーゼなどで出血部位を強く押えます。(圧迫止血)もちろん、きれいなガーゼであるのが一番ですがすぐに用意できない場合はハンカチやタオルなどのなるべくきれいな面を使っても良いです。ぎゅっと力を入れて5分位押えてみて止血しているようならひとまず安心ですが傷口が大きい場合などは心配でしたら歯科医院を受診して下さい。
場合によっては縫合が必要な事もあります。また、5分ほど押えても止血しない場合や押えきれないような大きい傷の場合は口腔外科やなければ外科を受診なさって下さい。その際も、圧迫止血は続けて下さい。

お茶 Q2.うちの子供はウーロン茶が好きなせいか、歯が茶色になっています。私が仕上げ磨きをきちんとして上げられなかったせいでその茶色がなかなかとれなくなってしまいました。何かいい方法はありますか?
A.歯の着色はお茶(紅茶、緑茶、ウーロン茶など)に多く含まれるタンニンという成分が関与しています。日頃のお手入れでこの着色はある程度は防げますが、もう普通の歯磨きでは落ちなくなってしまったのならば、歯医者さんで特殊なブラシとペーストで磨いてもらうのが一番早くて簡単だと思います。きれいにしてもらえるはずですよ。
そして大切な事は一度、きれいにしてもらったらなるべく付かないようにお手入れする事です。きちんと仕上げ磨きをしてあげて下さいね。その際、ほんの少し歯磨き粉を使った方が良いのですが量はブラシの長さの1/3程度にして下さい。使いすぎは歯を傷つけてかえって着色が付きやすくなります。また虫歯予防のためにフッ素が入った歯磨き粉ならなお良いと思います。

Q3.23歳女性です。生理前になると歯が痛み出します。虫歯ではないのですが、これはどうやれば治りますか?また歯科に行けばいいのでしょうか、それとも婦人科に行けばいいのでしょうか?
A.PMS(月経前症候群)という言葉をご存知の方も多いと思います。これは主に生理前から生理開始までの時期におこる、周期性のある様々な身体的、精神的不快症状を言います。女性の方ならどなたでも思い当たる症状が一つや二つ位はあるのではないでしょうか?もちろん、歯やその周囲組織にも症状は出ますが特に弱っている所に出るようです。PMSでなくても疲れた時に歯がうずいたり、しみたりという事はよくあるのです。この方の場合、虫歯ではないとの事ですが歯を支える歯肉などが弱っているとうずいたり、歯が浮いた感じがする、咬むと痛いなどの症状(歯肉炎や歯周炎)が出ますし、歯自体が敏感になってしみたりという症状(知覚過敏)も多く見られます。PMSの場合は周期性なので自然に消退していく場合が多いのですが、その部分が弱っている可能性は高いので歯医者さんで診てもらう事も大切だと思います。ただ、他の症状も含めてPMS自体がひどい場合は婦人科の先生に一度、ご相談される事をお勧めします。

Q5.6歳の息子は歯磨きなどをしてても小さい時から虫歯がよくできました。そろそろ永久歯に生え変わると思うので、永久歯は虫歯ができないようにさせたいです。そこで質問なのですが、乳歯が虫歯になりやすいとその後生えてくる永久歯も虫歯になりやすいですか?少しでも虫歯にならないようにさせるにはどのようなことに気をつければいいでしょうか。
乳歯から永久歯へ A.お母様に「うちの子は歯の質が弱いようなのですが、どうなのでしょうか?」と質問される事がよくあります。歯の質というとまだまだ分かっていない事も多いのですが、唾液(つば)の性状やお口の中の虫歯菌の状態も虫歯の発症に大きく関わってきますので確かに質のような物はあると思われます。しかし、それ以上に大切なのが虫歯菌に餌を与えないという事です。つまり、食生活と日頃のお手入れが重要となってきます。親が虫歯が多いので子供も虫歯になりやすい、乳歯の頃から虫歯になりやすかったので永久歯も虫歯になりやすい・・・のは質というよりお子さんの食生活やお手入れの習慣が親御さんに似ているから、乳歯の頃の食生活やお手入れの習慣が永久歯になっても変わっていないから・・・と言えるのです。なのでまずは食生活やお手入れを見直してみましょう。よく甘い物はいけないと言われます。確かに甘い物は虫歯菌の好きな糖分ですのでよりそのリスクは高くなります。
しかし大切なのは甘い物を食べないのではなく食べたらきちんと磨いて餌をお掃除してしまうということです。これはもちろん、甘い物以外でも言える事で、だらだら食べる事はいつも虫歯菌の餌がお口の中にあるという事になります。なので出来れば食べたらあまり時間をおかずに歯磨きをするのが理想です。しかし実際にはなかなか出来ない場合も多いと思いますのでそのような時はぶくぶくうがいだけでも効果があります。ただし、夜には必ずていねいに磨きましょう。また、そのような生活習慣の改善だけでなく歯を強化するためのフッ素の併用もお勧めします。生えたての未熟な永久歯はフッ素がよく効きます。歯医者さんでフッ素を直接塗ってもらうとともに、毎日のお手入れの際にフッ素入りの歯磨剤を使うとより安心かと思います。そして、もちろん虫歯がないか、きちんと磨けているかの定期健診も忘れないで下さいね。

Q4.一番奥の歯が、左右で高さが違う(歯茎から出てる長さが違う)のではないかと最近きづきました。肩こりなども気になるので今度歯医者さんに噛み合わせについて相談に行こうと考えているのですが、左右の歯の高さの違いからでも噛み合わせがおかしくなるということはありますか。もしある場合は矯正などで治すしかないのでしょうか?
A.噛み合わせの違和感の原因は様々で、必ずしも1つとは限らずにいくつかの原因が複雑に絡み合っている場合も多いのです。ご質問にあったように歯の高さの違いも、もちろん噛み合わせの違和感を引き起こしますし、高さではなく歯並びの不正などによる前後の位置の違いなどもその原因となります。他にも、虫歯などで歯が大きく欠けてしまった場合や歯を支えている組織(歯肉や骨など)の病気である歯周炎、くいしばりや歯ぎしり、さらにはストレスなども原因となりえます。また噛み合わせの違和感は肩こりや首筋のこりや頭痛などの症状を引き起こす事もあるのです。その治療法ですが、原因が様々なので治療法も多岐にわたるのですが例えば確実に歯並びが悪いせいで違和感が起きている場合は、程度にもよりますが歯並びを治すには矯正が必要となります。
しかし、そうでない場合は歯の表層の部分を少し削って噛み合わせの調整をすることで楽になる事も多いのです。しかし、前にあげたように複雑な原因がからんでいる場合が多く噛み合わせの違和感は非常にデリケートな問題とも言えますのでいずれの治療法も様子を見ながら少しずつ対処する事が必要になってきます。

前歯が気になる Q6.前歯が他の人より大きい気がして、口をあけて笑うことができません。自分の気のせいなだけかもしれませんが・・・歯医者さんで診て本当に前歯が大きい場合、削ったりして小さくする方法はありますか?
A.前歯は人に見える分だけとても気になる部位です。大きい気がするとの事ですが、大きさが大きい場合はもちろんですが例えば両どなりの歯より少し高い、角張っている部分がある、また前に出ているという場合でも大きく感じる事があります。
ご質問の削って小さくする方法ですが高さや角張っている所などを歯の一番外側の硬いエナメル質という部分を少し調整する程度で済む場合は問題ないのですが、実際はそれ以上に削らなくてはいけない場合が多いのです。その場合、エナメル質の下の象牙質という痛みを感じる部分まで及ぶので、削ったままでそこをむき出しにするというわけにはいきません。なぜなら象牙質を守っていた硬く、痛みを感じないナメル質が削られているので口の中の様々な刺激で痛みを感じたり、虫歯になりやすくなるからです。そのため、かぶせ歯を入れてあげなくてはなりません。
また、削る量が多い場合は象牙質も薄くなるので神経を処置する可能性も出てきます。この場合、虫歯にもなっていないのであれば何でもない歯を削るという部分がデメリットになるのは事実です。ただかぶせ歯は模型を採って作るので周囲の歯と調和するようにきれいに作る事ができます。歯を守る事はとても大事ですが思い切り笑う事ができないという精神的なストレスもまた辛いものです。なのでご自身にとってどちらが良いか慎重に判断する必要がありますし、ご本人が気にしているだけで他の人はそう感じていない場合もよくありますので、そういう点も含めて一度、歯医者さんに行って相談されてはいかがでしょうか?

口臭のケア Q7.約1年くらい舌をゴシゴシと磨き続けてしまったので結構、舌乳頭が傷ついていると思うのですが・・傷ついた舌乳頭は治るのですか?もし治らないならこれからどのようにケアをして口臭を防げばいいのですか?
A.舌をゴシゴシ磨いてしまったという事は舌の表面の白い膜のようなものが口臭の原因と思われたのかもしれません。この舌の白い膜のようなものを舌苔といい、汚れや細菌などから成ります。その性状は体調を反映すると言われ、日中の時間によっても変化します。しばしば口臭の原因とされることもありますが、口臭の原因になるのは白く、大きく、厚い舌苔です。
もともと正常な舌には舌乳頭から成るうっすらと白い膜が見られるのが普通ですので磨いても白いのが残っているからとさらに磨いてしまうのはとても危険です。また磨きすぎで舌乳頭が傷ついたり舌苔が無くなると舌が赤くヒリヒリしたり味覚障害などを起こしますがそこまでいくと回復には時間がかかると言われています。ただ特にそのような自覚症状がなければ磨くのをやめれば回復します。
次に口臭の予防ですが、口臭の原因は様々で虫歯や歯周病など口の中に起因する場合、食べ物やタバコやアルコールなど生活習慣に起因する場合、内臓疾患に起因する場合、またストレスや加齢もその原因となります。まずそれらの原因に対処する事、そして何より毎日の規則正しいブラッシングによる汚れの除去が最も大切な予防法と言えるでしょう。また、今は洗口液もたくさん種類が出ています。中にはお口の中の菌に作用する物もありますのでそれらを併用するのも効果的です。

Q8.デンタルフロスを使うと歯茎から血がでます。これは私のやり方がおかしいのでしょうか?それとももう使用しないほうがいいのでしょうか?
A.フロスによって血が出たとの事ですが、その時の痛みの具合はどうだったでしょうか?出血の原因は特別な場合を除けば大きく二つの事が考えられます。一つ目は使い方が間違っていて歯肉(歯茎)を傷つけてしまった場合で、二つ目は歯肉に炎症がある場合です。最初の歯肉を傷つけてしまった場合は恐らく傷をつけた際に傷の痛みを感じるはずです。またそこまでいかなくても深くくい込む感じなどがあったと思います。フロスの場合、きつく感じる部分があるのでそこを乗り越える際に力を入れすぎて勢いがついて歯肉にくい込む事もあるので注意が必要です。正しい使い方を歯科医院などで聞いてみて下さい。ご自分で気が付かなかったような使い方のくせなども教えてもらえるかと思います。次に歯肉に炎症がある場合ですが、歯を支える歯肉や骨などに炎症が起こる病気を歯肉炎や歯周炎といいます。この場合、炎症により血流が悪くなりうっ血した状態になるのでわずかなフロス(歯ブラシなどでも)の刺激だけでも出血しやすくなります。このときは、ほとんど痛みがないか、あっても傷ついた痛みというよりは、鈍いような痛みや痛いけど気持ちいいというような感じがあります。ただこの場合は、出血によりうっ血した悪い血が出されて血流も改善されるので歯肉もひきしまって血色も良くなります。つまり、フロスの刺激がマッサージ的効果になっているのです。なのでむしろ積極的に悪い血を出した方が良いとも言えるのです。徐々に出血は少なくなってくるはずです。ただし、出なくなったからと無理に出すような事はしないで下さい。それこそ傷つけてしまいます。また、今まで出血しなかったのに血が出るようになった場合、そこの歯肉が少し弱っているというサインでもあるので念入りにお手入れしてしましょう。

Q9.今、ブリッジや差し歯などの治療をしていまして毎回麻酔や部分レントゲンを撮ります。いつ妊娠してもいい状態で過ごしています。妊娠を希望している状態の時でも麻酔やレントゲンは控えたほうがいいのでしょうか?
A.まず、実際に妊娠していた場合の麻酔やレントゲンの影響についてですが、通常の治療であればほとんど問題にはなりません。麻酔の場合は無痛分娩などで使われる量より少ないですし、レントゲンも直接照射される皮膚でさえ吸収される量はごくわずかです。例えばその際に鉛の防護エプロンをしていなかったとしても、口から離れた腹部の胎児に及ぼす影響は、何らかの影響を及ぼす量が10以上だとしたら0〜0.000002と言われています。なのでまだ妊娠が分かっていない状態でむやみに心配をする必要はありません。むしろそれを気にしすぎて十分に治療ができない方が怖いのです。妊娠の不安定な時期に痛みが出ると今度はお薬の問題も出てきます。ただし、妊娠が分かったら早めに担当の先生に報告しておきましょう。影響がないとはいえ実際に妊娠していればやはり精神的には不安でしょうし、ちょっとした処置がストレスになってしまう時期もありますので、しないにこした事はありません。報告しておけばどうしても必要な時に最低量、最低回数で対処してくれるはずです。

歯ブラシ Q10.この前硬めの歯ブラシを買ってさっそく使ってみました。ところが、痛くてあまりきれいに磨けませんでした。歯医者さんの検診でも歯周病と言われたことがないので、私の歯茎が弱っているわけでもないはずです。でも普通に売られているということは硬めの歯ブラシでもきれいに磨ける人がいるんだと思います。そこで質問なのですが、歯周病になってない人でも、人によって歯茎の強さとかあるんですか?
A.好みの問題もあるので市販されているのだと思いますが、ご指摘の通り硬めの歯ブラシは使いこなすのが難しい場合が多いのであまりおすすめはしません。確かに柔らかい歯ブラシより汚れが落ちやすい部分もありますが、しなりにくいので細かい所に入りにくくて、力の入り具合によっては歯が削れてしまったり歯茎を傷つけてしまうことがあります。痛くてあまり磨けなかったという事なので合ってないのかもしれません。硬めではなく普通の硬さの歯ブラシを使われた方が良いと思います。普通の硬さの歯ブラシでじゅうぶんきれいに磨けますよ。また、歯周病と言われていなくても汚れがたまって一時的に歯茎に炎症が起ると痛がゆいような感じを受ける事もありますし、もともと粘膜(歯茎も粘膜です。)が弱い方もいるかと思います。さらに粘膜に関係するビタミン(特にビタミンB2)などが不足しても粘膜が弱くなることもあります。そういう意味では歯茎の強い弱いというのもあると言えるでしょう。

Q11.今、歯の治療に通っています。虫歯を削る時によく空気を口の中にかけられているのですが、これってなんのためにしているのですか?
A.歯科治療の最中に空気をかける事は頻繁にあります。それは口の中には唾液があるからです。歯を削る時に、との事ですが、それが歯を削っている最中なのかその前後なのか分からないのでどういう時に空気をかけるかについて全体的に説明したいと思います。
1.状態の確認―唾液が虫歯の穴などに入って見にくい場合や歯や歯肉がぬれて状態が確認しにくい場合など唾液をとばすため。
2.症状の確認―空気をかける事によりしみたり、痛みがおきたりしないかの確認のため。
3.材料の性質―プラスティックの詰め物などの場合にその過程で液体の材料を揮発させたり乾燥させたりすることで作用を発揮する物があります。その揮発や乾燥のため。
4.乾燥―金属をセメントでつける時にセメントが唾液で薄まったりしないように、また金属などを作る時にとる型がきれいにとれるように乾燥させるため。
このように様々な理由があり、また必要なので空気をかけるのですが、症状の確認などはそれも診断の重要な材料になるので我慢せず正直に伝えて下さい。


長尾先生、いろいろお話を聞かせてくださってありがとうございました。

デンタルナビでは、今月の歯医者さんへの質問を随時受け付けています。
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